正社員登用までどれくらいの期間が相場?登用までの流れなど詳しく解説!

二人の女性

派遣社員、アルバイト、パート、契約社員を正社員として雇用する「正社員登用制度」
安定した収入や生活が得られるというメリットの反面、自由度の低さや責任の重さといったデメリットも挙げられます。本記事では正社員登用制度の特徴について解説します。

目次

正社員登用制度とは?期間はどれくらい?

正社員登用制度とは、アルバイト・パート・契約社員といった非正規雇用の労働者を正社員雇用に切り替える制度を指します。
厚生労働省の「労働経済動向調査(令和4年2月)の概況」によると、正社員登用制度の有無や登用実績はどの産業も40%以下となっており、正社員登用制度があっても登用実績がない企業は存在します。

正社員登用制度と類似した制度に、無期転換ルールがありますが、この違いは、「雇用形態が変わるかどうか」にあります。正社員登用制度は非正規雇用から正規雇用に雇用が切り替わる一方、無期転換ルールは、雇用形態が非正規雇用のまま、無期労働契約に転換するのが特徴です。

派遣社員の働き方の特徴と3年ルールについて

笑う男女

派遣社員の働き方についてですが、派遣社員の雇用主は働いている会社ではありません。雇用主となるのは派遣会社であるにもかかわらず、就業場所は各派遣先の会社であることは派遣の特徴の一つです。
一般的に、会社に就職した際の就業場所は、雇用主となる会社の事業所です。しかし派遣の場合は、雇用主である派遣会社ではなく、派遣先の会社の事業所が就業場所となります。また、派遣期間が終わった後は別の会社に派遣されるため、就業場所もそのたびに変わるという特徴もあります。

また派遣社員は契約期間が定められており、契約によって、1カ月や3カ月、半年などの期間が設けられ、契約期間が終了するとその派遣先での勤務は終わります。
ただ、アルバイト・パートと違い、福利厚生、社会保険、待遇や条件といった制度面は、正社員と同等である場合が多いです。

仕事選びの幅が広く、広いスキル構築が望める一方で、契約期間が定められていることで安定性が無いというデメリットも考えられます。

また派遣社員には3年ルールがあります。同一の事業所や部署で派遣労働者を受け入れることができる期間は、最大で3年間と定められています。以前は「専門26業務」には期間の制限がありませんでしたが、2015年の法改正により3年ルールがすべての業務に適用されるようになりました。

アルバイト・パートの働き方の特徴

バイト・パートとは、広義では正社員以外の働き方になります。ただ、アルバイトの定義を短時間労働と捉えるパターンや、派遣会社に登録して勤務してもアルバイトとする場合もあります。パートとして働いていても、就業先で直接雇用をされる場合もあったりと、明確な定義が難しい雇用形態でもあります。
一般的には、働く時間が決まっておらず、家事や学業、別の仕事の合間に働くなど、主な活動の+αとして働く仕事を、バイト・パートされる事が多いです。

バイト・パートで働く際はシフト制の場合がほとんど。そのため、自分の都合に合わせた働き方が可能であることがメリットでもあります。期間も、短時間から長期募集など幅広く、未経験でも挑戦可能な仕事が沢山あります。

その反面、どうしても契約社員・派遣社員・正社員と比べて生涯年収は低くなってしまう傾向にあり、生活のメインとしてアルバイトだけをするという場合は、相当な労働時間が必要になる恐れがあります。

正社員になるメリット

笑う女性

正社員登用制度を通し、正社員になった場合のメリットについて解説します。

  • 雇用の安定
  • 福利厚生の充実

雇用が安定している

一つ目は、何よりも雇用が安定していることです。
先述の通り、派遣やアルバイトの場合は働く期間が決まっていることが多いです。また解雇することによる企業側のデメリットが大きいため、よっぽどのことが無い限りは仕事がなくなることはありません。
社会的信用度が上がり、転職時も有利になるor選ぶ仕事の幅が広くなるケースがほとんど。終身雇用制度の衰退が叫ばれる昨今ですが、やはり正社員ゆえの雇用の安定はメリットになりえます。

福利厚生や待遇が充実

正社員のメリットは、福利厚生や待遇が充実していることが挙げられます。法的に定められている社会保険や労働保険に加え、企業独自で法定外の福利厚生を用意している場合も。内容は企業によって異なりますが、住宅手当や家賃補助、健康診断や各種休暇制度、レジャーや勉強代を会社が出してくれたりと、多くの福利厚生を受けることができます。

収入面や待遇面も、基本的に他の雇用形態よりも高いことが多く、上記のような福利厚生を含めメリットを求めて正社員として就職する人は、志望する企業に自分の望む福利厚生があるか、応募前に確認しておきましょう。

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正社員になるデメリット

横を見る男性

正社員になるメリットがある反面、移動や転勤、残業や休日出勤などのデメリットも存在します。

  • 転勤や異動がある
  • 残業や休日出勤が発生する

転勤や異動がある

正社員として働くデメリットの一つに、「転勤や異動」があります。基本的に正社員の場合、会社が定める転勤・異動の辞令は従わなければなりません。

最近では新型コロナウイルスの影響もあり、サテライトオフィスやリモートワークが普及してきましたが、現地での調査や営業が必要な企業、海外や地方に支社・支店がある企業など、予期せず望まない場所に配属になることもあり得ます。
海外転勤の場合は、生活環境や生活リズムもガラッと変わることがほとんど。家庭がある社員の場合は、家族とともに引っ越ししたり、単身赴任で中々家に帰れなかったりと、さまざまな負担が生じます。
転勤や異動をしたくないという希望があれば、採用の際に必ず確認し会社側と事前に条件のすり合わせを行っておきましょう。場合によっては正社員でも、エリア限定社員として就職できたり、異動や転勤に対する相談に寛容な会社もあります。

残業や休日出勤が発生する

残業や休日出勤を避けられないことも正社員のデメリットとして考えられます。
突発的なトラブルや重要な案件の対応、人手が足りない緊急事態には、基本的に正社員が会社から頼られることになります。そのため、どうしても正社員の残業時間は多くなりがちです。また、場合によっては、本来は休日である日に出勤しなくてはいけないケースもあることでしょう。

「どうしても定時で帰りたい」「ワークライフバランスを充実させたい」と考えている人にとって、正社員になることは精神的にも身体的にも苦痛に感じられるかもしれません。
自身が希望する働き方にあわせ、転職活動時も意識するようにしましょう。

正社員登用して活躍できる人の特徴

正社員になるには、直属の上司や人事担当者に「この人なら採用したい」と思われることが重要です。ここでは、正社員登用して活躍できる人の特徴をご紹介します。

  • 仕事で成果を出せている人
  • 責任のある仕事にも前向きな人
  • 人材育成にも協力的な人

仕事で成果を出せている人

業務上ミスをしないことはもちろん、現在の仕事で一定の成果を出せているかは重要なポイントです。また、仕事で一定の成果をあげるためには、周囲との円滑なコミュニケーションも必須です。特に管理者の立場であれば、適切に部下やパート・アルバイトに指示だしを行い、きちんと動いてもらえているかどうかも大切です。

大前提として、「教えてもらったことしかやらない」ような、指示待ち人間の場合は難しいでしょう。

責任のある仕事にも前向きな人

長期雇用が前提となる正社員は、企業のコア業務を任される機会も多いでしょう。こういった仕事は、重要であると同時に責任も伴います。そのため、責任の伴う仕事を打診されても、むしろ積極的に関わりたいという前向きさがあるかどうかは、非常に重要です。

人材育成にも協力的な人

正社員は、後から入社した後輩社員やパート・アルバイト等の、育成担当を任される機会もあるでしょう。みんなで成果を出せる人材に導く人材育成への興味と、着実に成果に結びつけるためのマネジメント力が欠かせません。

正社員登用前にチェックすべきポイントは?

基本的なことですが、以下の項目は必須でクリアできている人を採用しましょう。

  • 遅刻をしない
  • 業務をきちんとこなせる
  • 報連相ができる
  • 失敗を繰り返さない
  • 人間関係のトラブルがない

正社員登用までの流れと注意点

面接をする男性と女性

最後に、アルバイトや派遣から正社員になるまでの一般的な流れと注意点を解説します。

正社員登用までの主な流れは以下のとおりです。

①雇用時に条件を確認する
②一定期間働くか正社員登用試験を受ける(ある場合のみ)
③上司や人事担当を交えて雇用転換の話し合いをする
④条件に問題がないことを確認し、雇用契約の変更・更新を行う
上記は一例ですが、まず雇用時に正社員登用の選考基準や条件を確認する必要があります。雇用後は条件を満たすために一定期間働いたり、企業が定める正社員登用試験を受けたりします。

そのため、これから正社員を目指そうと思っている方はまず
1.正社員登用されるための要件や基準
2.正社員登用の実績
3.正社員登用後の給与形態や待遇
について、必ず確認し、その後の面接や筆記試験の対策を怠らないようにしましょう。

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この記事を書いた人

木戸 涼介のアバター 木戸 涼介 住み込み求人専門家

求人営業として原稿作成・集客などを学び、「スミジョブ」「京栄くん」の運営に携わる。自社メディアのデータ分析・改善からコラム記事を書いてくれるフリーランスの管理・指示など幅広く業務を行っています。

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