社内制度とは?どのように導入すればいい?導入の流れとユニークな事例も紹介

社内制度 導入
社内制度の導入方法は?

まずは社内制度を導入する目的と目標を設定し、その後に制度の内容を立案します。
制度導入後は分析・改善を行うことで最適化されます。

社内制度の導入でお困りではないですか?

現在は健康保険、雇用保険、厚生年金、介護保険、労災保険などの加入義務のあるものや、企業独自の福利厚生など多くの制度があります。求職者の転職、就職活動でも重要視される風潮も出てきました。

ですが、実際に社内制度を充実させたり、導入する流れなどを理解していない方も多いのではないでしょうか?
本記事では、社内制度導入の手順やメリットを解説します。より良い制度設計のためにぜひ参考にしてみて下さい。

目次

社内制度とは

社内制度とは

まずは社内制度の特徴や、他の制度との違いについて解説します。

社内制度の特徴

社内制度とは、社内コミュニケーションの不足や社内満足度の低下など、企業が抱える課題を改善するために導入される取り組みのことです。優秀な人材が離職して、外部に漏れていくことの防止策に利用されます。

導入自体は義務ではなく、企業ごとに自由に制度を設けています。その時に経営状況や経営体制によって企業ごとにさまざまな制度があり、その会社のオリジナリティといえるでしょう。

人事制度の事例を知りたい方はこちら>>
週休3日制
ダイバーシティ制度
ノー残業デー
裁量労働制
フレックスタイム制

福利厚生制度との関係

福利厚生制度とは、社員やその家族の心身の健康と生活を向上させるために、企業が社員に向けて行うサービスのことです。福利厚生制度は給与や賞与以外の報酬が対象であり、導入が義務付けられている「法定福利厚生」と、任意で導入される「法定外福利厚生」の2つが存在します。

法定外福利厚生が社内制度の意味となっており、各企業が任意で独自で行うことに関しては共通しています。

人事制度との違い

人事制度は、企業が人材を管理するための仕組みのことです。
等級や評価で人事異動・昇進・昇格などを管理するために導入します。
つまり、

  • 社内制度は、自社の状況に応じて必要性を感じたら導入するもの
  • 人事制度は、従業員の処遇を決定するために行うもの

という明確な違いがあります。

社内制度は必要?

社員のライフワークバランスを充実させたり、人間関係が良くするなどの社内制度を行うと社員の満足度は向上します。
そして仕事に対するモチベーションやエンゲージメントが向上されるので、離職率の低下や生産性が上がる可能性があります。この点でいえば、社内制度は必要といえます。

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社内制度を導入するメリット

社内制度を導入するメリット

では、ここからは社内制度を導入するメリットを解説します。

  • 社員の満足度が上がる
  • 採用活動時のブランディングになる
  • 社員同士のコミュニケーションが増える

社内制度を導入するメリット①社員の満足度が上がる

1つ目は社員の満足度が上がることです。
現在、多くの企業の課題として上がるのが「離職率の高さ」です。

どの業界も人手不足が嘆かれ、いかに人材を確保するかに多くの企業は悩まされています。その中で重要になるのが従業員の満足度』です。従業員が自社で働いていて、どこかに満足を感じていなければ、それは離職の要因になってしまいます。
そこで社内制度を設けて満足度を向上できれば、今後の人手不足の防止にも繋がります。

なお、社員の満足度を上げる別のアプローチとして、副業/兼業制度テレワークサテライトオフィスの導入を検討するのも良いでしょう。

社内制度を導入するメリット②採用活動時のブランディングになる

2つ目は採用活動時のブランディングになるということです。
採用活動時には、数多くある企業の中で自社を選んでもらわなければいけません。

その中でオリジナリティを出すために自社ブランディングは非常に大切になります。他社にはない社内制度があれば、容易に自社を求職者に印象づけることができ、採用活動時に有利に働きます。

社内制度を導入するメリット③社員同士のコミュニケーションが増える

3つ目は社員同士のコミュニケーションが増えることです。
社員制度にはさまざまな種類がありますが、その多くが社員や社員の家族が恩恵を受けられるものであったり、社員同士で楽しめるものです。

こうした社内制度があると、自然に社員同士で社員制度の話題や体験などの会話でコミュニケーションをとる機会が増えます。積極的に社員制度を導入すれば、間接的に社員のコミュニケーションが増え、会社内に良い影響を与えます。

なお、テレワークやサテライトオフィスを導入する場合は、社員のコミュニケーションが個々に分散されやすく、連携がしづらくなるケースも考えられます。いざという緊急時にも、スムーズにコミュニケーションが出来るよう、緊急連絡網などは作成しておくことをおすすめします。

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ユニークな社内制度の導入事例

ユニークな社内制度の導入事例

では、ここからユニークな社内制度の導入事例を紹介します。

ChatWork株式会社

1つ目の事例はchatwork株式会社です。
chatwork株式会社はビジネスチャットツール「chatwork」を運営しており、導入実績が21万社の大手企業です。

そんな大手IT企業であるchatwork株式会社のユニークな社内制度を2つ紹介します。

ゴーホーム制度

ゴーホーム制度は、社員が実家に帰省する際の費用を会社が負担するという制度です。

帰省1回につき14,000円が支給され、配偶者がいる場合はさらに14,000円が追加で支給されます。

ゴーグローバル制度

社員の海外旅行の費用の14,000円分を支給してくれる制度です。

他にも誕生日に食事代で14,000円分を支給してくれる「バースデー制度」などもあります。

GMOインターネット株式会社

GMOインターネット株式会社は、インターネットインフラ事業、インターネット広告、メディア事業、モバイルエンターテイメント、ドメイン名登録事業、レンタルサーバー事業などの数多くの事業を成功させている大手ITグループ企業です。

シナジーカフェ「GMO Yours」

MOインターネット株式会社の社内には24時間365日オープンのカフェが備わっており、ドリンクやパン、ランチなどを無料で提供しています。

金曜の夜にはBarにもなり、社員であれば無料でお酒を楽しむことができます。

おひるねスペース

GMOグループでは作業効率の向上のために、社員に20分程度の昼寝を推奨しています。

12時半〜13時半の間に会議室を仮眠スペースとして開放しており、自由に休憩をとることができます。

Yahoo株式会社

Yahoo株式会社は、インターネットの検索エンジンを中心にサービスを展開しており、主にインターネット広告、イーコマース事業、会員サービス事業などの事業を成功させている大手企業です。

勉学休職制度

Yahoo株式会社ではキャリア形成の支援として、勤続3年以上の正社員を対象に最長2年間の休暇が取れる制度を設けています。

普段の業務を離れて勉学に集中できるため、効率的に人材育成が行える制度です。

長期所得補償制度

Yahoo株式会社は、病気や怪我で60日を超えて仕事ができなくなった際に給与の60%を満60歳まで補償する制度を設けています。

さらに健康保険組合から傷病手当金として給与の約7割が1年半の間、受け取ることができます。

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社内制度を導入する手順

社内制度を導入する手順

ここからは実際に社内制度を導入する際の手順を解説します。

  • 社内制度を導入する目的と目標を設定する
  • 制度の内容を立案する
  • 制度導入後に分析・改善を行う

社内制度を導入する手順①社内制度を導入する目的と目標を設定する

まずは社内制度を導入する目的と目標を明確に設定しましょう。
制度の立案の際に、この部分が不明確だと方向性にブレが出てしまうため、今後の会社の経営方針や現在の経営状況と相談しながら進めるのが良いです。

企業の課題はさまざまですので、自社の課題に対して適した企画を立てましょう。
例としては、以下があります。

  • 社員のモチベーション向上のため
  • 採用活動時のブランディングのため
  • 社員間のコミュニケーション活性化のため
  • 社員の働きやすさの改善のため

社内制度を導入する手順②制度の内容を立案する

社内制度の目的と目標が設定できたなら、次に制度の立案を行います。
制度の方向性を見失わずにユニークな社内制度を立案しましょう。

他の企業の事例を参考にしてみてもいいかもしれません。ここで注意してほしいのが、目的から外れないような制度であることです。本来の目的から大きく逸脱しているような制度は、会社の活性化に繋がらないどころか逆に満足度が下がってしまう可能性もあるので注意してください。

社内制度を導入する手順③制度導入後に分析・改善を行う

制度の導入後は細かく分析と改善を繰り返し行ってください。
会社の状況はその時々によって変わり続けます。社員の数や年齢層、経営状況、社会情勢などによって細かく修正を行い続けましょう。

そうすることで社員の満足度は常に高い状態を維持でき、その時代にあった制度を活用し続けることができます。

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社内制度導入の注意点

では、ここからは社内制度を導入する際の注意点を3つ解説します。

  • コストとリソースの調整
  • 社内のニーズ調査
  • 制度の周知

コストとリソースの調整

1つ目はコストとリソースの調整です。
社内制度を導入することによって受けられるメリットや恩恵は大きいですが、それによってかかってくるコストを計算し、リソースの調整も行わなければいけません。

金銭的な制度であれば申請書類などが必要であり、社外ツールであれば維持コストや管理の手間を算出してからの導入が求められます。

社内のニーズ調査

2つ目は社内ニーズの調査です。
社内制度を導入するにあたって最も重要なのが、社内にどれだけその制度を求めている人がいるかどうかです。

そもそも社内にニーズがなく、利用する人が少なければ導入を行う意味がありません。
導入を考える前に、まずは社内でニーズがあるかどうかを確認するようにしましょう。

制度の周知

3つ目は制度の周知です。
社内制度は導入して完了ではなく、導入後の管理と活用が非常に重要です。

さらに社員がその社内制度の存在をしらないということもよくあります。
そのため、社内の人間に知ってもらえるようにチャットツールなどを利用して周知しましょう。

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社内制度を知ってもらう方法

社内制度を知ってもらう方法

せっかく社内制度を作っても、それが社内に周知していなければ意味がありません。
ここからは社内制度を社員に知ってもらうための方法を解説します。

  • 知る場所を作る
  • 知ってもらう手段を増やす
  • 利用者を少しづつ増やす

知る場所を作る

1つ目は知る場所を作ることです。
社員に社内制度を知ってもらうためには、知る場所を作らなければいけません。

例えば、オリエンテーションや説明会、社員総会などが主な場所です。
特に新しい社内制度を作った際は、できるだけ多くの社員がいる場所で周知しましょう。

知ってもらう手段を増やす

2つ目は知ってもらう手段を増やすことです。
知ってもらう手段とは面談などの直接的なものから、社内報などの間接的なものまでさまざまです。

おすすめは、実際に社内制度を利用した社員のインタビューです。実際に利用した社員の言葉は、多くの社員の興味を惹きます。

利用者を少しづつ増やす

3つ目は利用者を少しづつ増やすことです。
最も社内制度が周知され、利用される方法は社員同士の口コミです。

そのため、まずは一人の社員に社内制度を利用してもらい、実体験として広めてもらうことでノーコストで周知することができます。

さらに実際に利用する割合も高くなるため、少しづつ地道に利用者を増やすこともおすすめです。

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まとめ:社内制度の導入は慎重に

ここまで社内制度の導入方法やユニークな事例などを紹介しました。

しかし、社員の離職率低下を狙って満足を向上させようと取り組むのは非常に難しく、長期的な運用が求められます。

そのためすぐに成果を出すことは難しいので、まずは採用に注力し経営を安定させましょう。


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この記事を書いた人

木戸 涼介のアバター 木戸 涼介 住み込み求人専門家

求人営業として原稿作成・集客などを学び、「スミジョブ」「京栄くん」の運営に携わる。自社メディアのデータ分析・改善からコラム記事を書いてくれるフリーランスの管理・指示など幅広く業務を行っています。

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